テクノロジ系を制する者は、FE試験を制す! 【基本情報技術者試験】
基本情報技術者試験(FE試験)の勉強を始め、
ちょうど1ヶ月が経ちました。
この1ヶ月間で、
僕が勉強してきた内容をアウトプットすると同時に、
各分野におけるポイントをまとめていこうと思います。
苦手分野を克服する
僕が以前、記事の中で紹介した勉強の進め方として、
・とにかく過去問を解く
(アウトプット)
・過去問を解いて(アウトプット)、
テキストで勉強する(インプット)
基本情報技術者試験を受けようと思います - saiaido-blog
この2点を挙げました。
まずはコチラをご覧ください
1回目
2回目
1回目は、
初見で実施した過去問道場の結果です。
45.2%
ある程度復習して
2回目、
59%
になりました。
が、しかし!
この結果を見てわかる通り、
僕は、
テクノロジ系が苦手
だという事が明らかです。
テクノロジ系を制するモノは、FE試験を制す!
テクノロジ系の問題数は、
他の2つに比べても、
圧倒的に多い!
全80問中50問
実に全体の62.5%
はテクノロジ系が出題されます。
これだけで合格ラインに届く!
こうした事から、
テクノロジ系を制するモノは、FE試験を制す!
(「SLUM DUNK」赤木キャプテンを彷彿とさせる)
ぐらいの重要性があると判断できます!
そこで今回は、
テクノロジ系で出題される分野毎のポイントを、
・テキストで紹介されている解説や例え話を引用しつつ、
・僕なりの解釈や覚え方を踏まえて紹介していきます!
今回は、
テクノロジ系 情報の基礎理論です。
参考テキスト
平成31/01年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
- 作者: 栢木厚
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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※記事中の引用はすべてコチラのテキストから引用しています。
テクノロジ系で出題される分野
◆基数変換◆
重要度:★★★★★
私たちは、普段は10進数を使っていますが、時間を数えるときは60進数も使います。
これに対して、コンピュータ内部では、2進数が使われています。
どの進数も、けた上がりのタイミングを意識しましょう。
N進数への変換方法
(整数部)Nで割って下から余りを並べる
(小数部)Nを掛けて順に整数部を並べる
◆負の整数を表現する方法(補数表現)◆
重要度:★★★★★
「10-6」も「10+(-6)」も計算結果は4です。
コンピュータ内部では、減算を加算で行う工夫がされています。
・1の補数 → 各けたの数を反転させる。
例:0100110なら1011001
・2の補数 → 負の数は2進数で表現できないため、2の補数を使って正の数として表現する。表現方法は、1の補数に1を足す
例:0100110なら1011010
・絶対値に符号を付けた表現 → 左端ビットが0の場合は正,1の場合は負
◆浮動小数点◆
重要度:★★☆☆☆
非常に大きな数や小さな数を表現するのに多くのけた数が必要です。
指数を使えば、けた数を少なくすることができます。
浮動小数点の正規化ときたら、大きな桁を分かりやすくするために、整数×2のn乗で表現する。
例:10000円 → 1万円と表現するイメージ
(10000=10の4乗)
◆誤差◆
重要度:★★★☆☆
コンピュータ内部では、数値を指定されたビット数で表現しているため、
真の値とコンピュータ内部で表現する値とのあいだに差が発生します。
この差のことを誤差といいます。
けたあふれ誤差 → 演算結果が、表現できる範囲を超える
丸め誤差 → 切り捨て、切り上げ、四捨五入
けた落ち誤差 → 有効桁数が減る
情報落ち → 小さな数が計算結果に反映されない
打ち切り誤差 → 円周率などのような無限小数の計算処理を打ち切る
◆シフト演算◆
重要度:★★★☆☆
2進数では左右にけたをずらすだけで、元の数値に2を掛けたり2で割ったりすることができます。
論理シフト → あふれたビットは捨てる、空いたビットには0が入る
算術左シフト → 符号ビットはそのまま、あふれたビットは捨てる、空いたビットには0が入る
算術右シフト → 符号ビットはそのまま、あふれたビットは捨てる、空いたビットには符号と同じビットが入る
◆オートマトン◆
重要度:★★★☆☆
1日の天気が移り変わっていくように、ある状態から次の状態へ移り変わっていく様子を図や表にしたりすることがあります。
オートマトン図に沿った動作を一つずつ
間違いなく追えば、解ける!
◆論理演算と論理回路◆
重要度:★★★☆☆
中学生のころ、集合を考えるのにベン図をつかいました。
論理演算を理解するときも、ベン図が役に立ちます。
ベン図やMIL記号の問題は、上記の関係を覚えて、
実際の問題を解く際、この図をイメージできるようにしておけば解きやすいと思います。
【補足】ドモルガンの法則
考え方を覚えておきましょう。
◆半加算器と全加算器◆
重要度:★★★☆☆
56+45を計算する場合、上位けたへのけた上がり、
下位けたからのけた上がりを考慮しなければいけません。
半加算器 → けたが上がった分を出力
全加算器 → けたが上がった分と和の1桁目も出力
最後に
今回は、以上です。
情報基礎理論分野では、
2進数、16進数などといった基数変換をはじめ、
シフト演算、論理演算といった、
2進数の演算が重要となってくるでしょう。
過去問道場の
基礎理論分野の出題数をみても146問と、数多く出題されることが予想できます。
情報処理の知識としても、必須の知識ですので、
ここはしっかり押さえておきましょう!
ではでは(^^)/