MENU

【医療情報技師検定】取得にベストなタイミングはいつ!?

f:id:kaya0730:20200803211610j:plain

 

みなさん、こんにちは。

今回は、院内SEの仕事をする上で必須の資格、

「医療情報技師検定」 についての紹介と、院内SEに配属したら、

いつ頃資格取得するのがベストなのかを伝えたいと思います。

まずは概要から。

試験概要

名称 医療情報技師能力検定試験
主催 医療情報技師育成部会
費用 15,000円(税込)
支払い方法 銀行振込
受験科目 ・医学医療
・情報処理
・医療情報システム
合格基準 3科目とも合格点以上に達する事
試験日時 毎年 8月第4日曜日
有効期間 5年間
更新方法 医療情報部会が主催するeラーニング等を受講し、
更新ポイント50Pを獲得する
更新料 10,000円(税込)
上級資格 上級医療情報技師能力検定

医療情報技師検定の参考書はコチラ

 

医療情報 第6版 医療情報システム編

医療情報 第6版 医療情報システム編

  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: 単行本
 
医療情報 第6版 医学・医療編

医療情報 第6版 医学・医療編

  • 発売日: 2019/05/31
  • メディア: 単行本
 
医療情報 第6版 情報処理技術編

医療情報 第6版 情報処理技術編

  • 発売日: 2019/05/31
  • メディア: 単行本
 

 

資格失効に注意

医療情報技師の資格を取得したら、永遠に継続すると言う事ではなく、5年間の有効期限があります。
では、資格を継続するにはどの様にしたら良いか?

それは
・医療情報技師育成部会が主催するセミナーへの参加

・eラーニングの受講

上記2点で獲得できる更新ポイントを50ポイント獲得することが条件となります。
このセミナーおよびeラーニングは、内容によってポイント数が違い、 1回あたり4P〜10Pの種類があります。eラーニングはポイント数に応じ受講料もかかってきます。 最新のセミナー、eラーニングの日程は、こちらからご確認下さい。
ではeラーニングでポイント獲得する場合、いくらかかるか計算してみます。


獲得ポイント10Pの場合 

受講料8,000円(税込)✖ 5回受講 = 50P 40,000円
プラス 更新料 10,000円 合計 50,000円(税込)


なんと、更新するのに 50,000円もかかります!️

セミナー参加とか、eラーニング受講して、さらにこんなに費用かけてまで更新なんてしたくなくね!?」
と思うのは当然の事だと思います。
筆者もこの記事を書きながら、改めて更新する気力が失せてきました。。。

しかし!ここで落ち込まず、続きをご覧ください。

 

※ここからは既に「医療情報技師」をお持ちの方向けとなります。


概要でもご紹介した通り、医療情報技師資格には上級位資格があります。
上級について簡単にご紹介すると、

資格条件

1:医療情報技師資格を保有している事

2:下記A,Bの条件を満たしている事
        A)医療情報システム関係の業務に5年以上携わっている事

        B)情報処理関係の業務に5年以上携わった経験と、医療情報システム業務(期間問わず)に携わっている事

この、1、2の条件を満たすことで上級の受験が可能です。

そして、

上級医療情報技師を取得すれば、更新がいらなくなる!

という特権がついています!

これはもう、更新ではなく、上級を目指したい所ですね。

協会側も上級まで取得させたいという意図が見受けられます。

ではこの上級取得を視野に、一般レベルの取得までの計画となるわけですが、ネックなのは有効期間と上級の受験条件です。

それぞれ紐解いていきましょう。

まず、受験条件1

更新を考えていると言う事は、これはクリア済みですね。

そして、条件2については、おそらくこの資格を持っているのであれば、医療情報システム業務に携わっている事が予想されます。では、その期間についてですが、

A)医療情報システム関係の業務に5年以上携わっている事

B)情報処理関係の業務に5年以上携わった経験と、医療情報システム業務に携わっている事(期間問わず)

いずれも5年がキーポイントですが、

例えば、未経験から院内SEに配属した場合、上級資格条件を満たすには5年後となります。

1年目に資格取得すると、更新を必ず行う必要があります。その為、1年目での取得は避けたい所です。
では医療情報システム業務に携わってから、受験、資格取得するまでのプロセスとしていつがベストなのでしょうか。

資格取得はいつがベストか?

上記を踏まえると、医療情報技師の資格取得時期は、

未経験の方なら、医療情報システムに携わってから3〜4年

情報処理業務経験者ならすぐにでも取得

がベストだと言えるでしょう。

未経験者で3~4年とした理由は、1,2年だと実務経験5年経過時点で資格失効のリスクが高い為です。
それに資格の勉強をするにしても、

日中は仕事をし(もちろん現場で学べる事はあるかと思いますが)、
帰宅してから勉強すると言うスケジュールになると思います。

特に未経験の方だと、新しい分野の勉強となり、情報処理と医学といった、
かなりハードルの高い分野2つを同時進行で覚えて行かなければなりません。

仕事も覚えなきゃいけないし、資格の勉強もしなきゃいけないし。
と気持ち的にも焦ってしまうと思います。

であれば、医療情報システム業務に先々まで携わって行くため、着実にキャリアアップしていくと言う気持ちで、
1年目から焦って取得する必要はないかと思います。
(会社から必須だと言われていれば、話は別ですが、「自分は上級取得を目指しているため、今のタイミングでは受験は控えたい」と伝えれば、上司もわかってくれるのでは?)

 まとめ

という訳で今回は、

医療情報技師検定についてのご紹介と、

受験にベストなタイミングについてお伝えしました。

会社の都合などで、早急な取得を求められるなら別ですが、特に取得時期が決まっていないなら、

未経験者なら勤続3~4年を目安に取得を考えてもいいのではないでしょうか。

医療情報技師検定取得の参考になればと思います。